袋井市茶文化資料館

第123回 茶学の会


第123回 茶学の会案内

タイトル:「茶の伝承を確認してみよう!」その1
演者:沢村信一
日時:2020年1月25日(土曜日)午後1時30分より
場所:袋井市南コミュニティセンター
 〒437-0023 静岡県袋井市高尾754−1
 電話: 0538-43-3386
会費:会員 500円、非会員 1000円
 どなたでも参加できます。
 事前連絡不要(当日、ご来場ください)

【内容】
1 栄西の伝承
 栄西に関しては、いろいろな伝承が残っています。
 実績としては、『喫茶養生記』の書き残したことそれに、将軍への茶の献上 (吾妻鏡)
 それ以外は、ほとんどが伝承の類かもしれません
・茶種の将来 これは近年の新しい発表などではほとんど否定されていますね。
・背振山の茶園 昨年、佐賀を訪問した時に背振山へ行く機会がありました。
 また、いつくかの文献をいただきました。そこから、検証したいと思います。
・明恵へ茶を送った。
 これを検証するのは、難しいかもしれません。
 明恵の方からのトライです。
・『喫茶養生記』を記したのをきっかけとして、茶が流行った。
 これも、ほぼ否定されていますね。喫茶養生記が一般に出回ったのは
 江戸時代になり版本が出るようになってからとされています。
 それに、茶が一般に飲まれるようになるのは鎌倉時代後期です。

2 永谷宗円の伝承
・宇治製青茶の製造
 これも、近年の発表では、特に宗円が製造法を確立したというより、
 宇治近辺で製造法が出来上がったとされています。
 では、なぜ永谷宗円の名前が伝承として残ったのか?
 永谷家文書である『古今嘉木歴覧』が現代語約されて
 読みやすくなり、詳細が明らかになりました。
 それと『山本山の歴史』(山本山旧記)の記載から探ってみます。

中国でいただいた「高山茶」の試飲があります。
お楽しみに!