袋井市茶文化資料館

袋井のお茶


【袋井のお茶】

静岡県内最古の茶産地 袋井

京都の公家であった中原師守の日記『師守記』(1362年 南北朝時代)には、袋井市(笠原、浅羽地区)から京都の領主に茶が貢納されていたことが記されています。これは、静岡県内で最も古い茶の生産に関する史料です。

ふくろい茶 袋井市HP/ふくろい茶

袋井茶 袋井茶振興協議会


袋井茶を育む五つの産地

袋井市では、北部の山あいから南部の海に近い丘陵地まで、それぞれ異なる自然環境を生かした茶づくりが行われています。地形や土壌、気候、地域に受け継がれてきた歴史によって生まれる、五つの産地の個性を紹介します。

<三川地区>

~茶畑と水田が織りなす、緑豊かな農の風景~

袋井市北部に広がる三川地区は、県内有数の茶どころとして知られる森町に隣接しています。茶の栽培をはじめ、稲作などの農業も盛んで、茶畑と水田が調和した美しい農村風景が見られます。

市内では比較的早く新茶の収穫が始まる地域で、主に深蒸し煎茶がつくられています。味わいは親しみやすく、すっきりと素直な風味が持ち味です。代表品種の「やぶきた」に加え、「つゆひかり」や「おくみどり」など、特色ある品種の栽培にも取り組んでいます。

<袋井東地区>

~茶祖ゆかりの地に受け継がれる茶文化~

袋井市北東部に位置する袋井東地区は、深蒸し煎茶の産地として全国に名を知られる掛川市に接しています。

この地域には、遠州三山の一つで、「目の霊山」として信仰を集める医王山薬王院油山寺があります。境内には、日本に茶の文化を広めた「茶祖」として知られる栄西禅師の国内最大級の尊像が建立されています。

春には茶業の安全と豊作を願う「栄西禅師尊像献茶式」、秋には一年の恵みに感謝する「ふくろい茶感謝祭」が執り行われます。茶づくりと祈りの文化が、今も地域の中に息づいています。

<豊沢地区>

~山あいの地形が育てる、香りと味わい~

袋井市東部、小笠山の麓に広がる豊沢地区には、約1300年の歴史をもつ遠州三山の名刹、法多山尊永寺があります。

起伏のある山間部には、東西約5キロメートルにわたって茶畑が続いています。水はけのよい土地と昼夜の気温差が、茶葉の香りや豊かな味わいを引き出すとされています。

この地域では、普通煎茶から深蒸し煎茶まで、蒸し時間や製法の異なる多彩なお茶が生産されています。毎年4月には法多山尊永寺を会場に「ふくろい春のお茶まつり」が開かれ、桜と新茶を楽しむ多くの来場者でにぎわいます。

<笠原地区>

~六百年を超える茶づくりの歴史~

袋井市南東部に位置する笠原地区は、豊沢地区の南側に山を隔てて広がる、市内最大規模の茶産地です。水はけのよい土壌と温暖な気候に恵まれ、古くから茶の栽培が行われてきました。

その歴史は、少なくとも南北朝時代までさかのぼります。1362年に記された京都の公家の日記『師守記』には、現在の笠原地区周辺から京都へ茶が送られたことを示す記録が残されています。

長い年月の中で培われた栽培技術を受け継ぎながら、現在は深蒸し煎茶を中心とした茶づくりが盛んに行われています。

<浅羽地区>

~海風と温暖な気候に恵まれた茶畑~

袋井市南部、笠原地区の西側に位置する浅羽地区では、遠州灘を望む丘陵地に茶畑が点在しています。

産地としての規模は大きくありませんが、水はけに優れた土壌は茶の栽培に適しています。また、海から届く温暖な風の影響により、春先の霜害を受けにくく、茶葉が健やかに育つ地域です。

穏やかな陽射しと海風に包まれた環境の中で、浅羽ならではの茶づくりが続けられています。

 


袋井市のお茶について、動画をご覧ください。

※画像をクリックするとYouTubeにジャンプします。

(動画制作者は袋井市 企画政策課シティプロモーション室です。)


《夏も近づく八十八夜、萌黄色に染まった茶園の中で、金色に輝く茶葉『きら香』》


《静岡県袋井市は日照時間全国トップレベル。こうした地の利を生かしたお茶の栽培が盛んです。》


《袋井市に住む外国人の皆さんと「茶摘み体験」や「茶室体験」、「製茶工場の見学」ツアーの様88子。》


袋井から生まれたお茶の新星

「世界の乾杯を変える」 菩提酸茶 bodhi (ボーディー)

「にっぽんの宝物世界大会2023」グランプリ受賞

お茶を100%使用していながらも、蜂蜜のような甘い香りと搾りたての果汁を思わせる爽やかな酸味が特徴のボトリングティー。放任茶園の活用をテーマにして茶葉を栽培しているほか、加工後の発酵した茶殻を肥料にするというサスティナブルな管理方法も採用しており、静岡県の茶業振興につながるだけでなく直接的にSDGsに貢献できる商品。

製造・販売 晩茶研究会(袋井市)


袋井市の新しい商品(2022年から販売開始)

「袋井市役所」の売店や「メイちゃんのパン屋さん」(〒437-0062 袋井市泉町2丁目10-5)で購入できます。


大河ドラマ「どうする家康」ゆかりの地めぐり 「徳川家康公と袋井」編 – YouTube

静岡県袋井市は、2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公、徳川家康公ゆかりの地のひとつとして注目を集めています。家康公が父親のお墓参り行く際に手助けしたといわれる僧侶や、その後、僧侶が浜松城に招かれた際のエピソードから名前が付けられたお寺、家康公が関ヶ原の戦いの戦勝祈願をした際に腰かけたといわれる石など。袋井市内の史跡を巡り、家康公と袋井の繋がりを辿ります。

どま​ん中茶屋

「袋井市のどまん中茶屋」は、袋井市にある「東海道五十三次どまん​中茶屋」は、東海道五十三次のちょうど中間点に位置する茶屋です。​ここは旅人たちや地元の方憩いの場所として親しまれ、多くの人々が​訪れる立ち寄りスポットとなっています。

どまん中茶屋ホームページは7こちら→どまん中茶屋HP