明代の茶書―張源『茶録』・許次紓『茶疏』の魅力
講師: 岩間眞知子氏
日時: 2024年10月6日(日) 13時30分〜15時30分
申込みは不要です。当日、直接会場へお越しください。
場所: 掛川市上張192-1 掛川市南郷地域生涯学習センター 0537-23-0324
(掛川駅から徒歩10分程度) 駐車場有り
(茶学の会のときは、センターの南側道路の南の駐車場をお使いください。
東名掛川ICの、すぐ北側)
参加費:会員 500円、非会員 1000円 どなたでも参加できます。
申込みは不要です。当日、直接会場へお越しください。
講演概要:
現代の日本で、中国明代の茶書はあまり知られていないと思います。実は江戸初期の17世紀、日本の医師は本草書(薬書)や医学書で、明代の茶書・張源『茶録』を紹介していました。江戸後期に盛んとなった日本の煎茶で、煎茶人たちが憧憬したのは、明代の茶文化を支え、茶書を書いた中国明代の文人たちでした。そして現代日本や中国で一般に行われている茶葉に湯を注いで浸出液を飲むスタイルは、明代に広まったものです。では、明代の茶や茶書は、中国の茶や茶書の歴史の中で、どのように位置づけられるのでしょう。唐代の陸羽の『茶経』や宋代の茶書と、どこが繋がり、どこが異なるのでしょう。そして江戸時代の医師をはじめ煎茶人たちを魅了したのは、中国明代の茶書の何であったのでしょう。間もなく刊行の『緑茶通信』の寄稿文と重なる所もありますが、より詳しく具体的にお話していきたいと思います。
参考図書
『明代二大茶書 張源『茶録』・許次紓『茶疏』 全訳注』
張源著 岩間眞知子訳 講談社(2023)
※松下コレクションを活かす会の主催イベントではありません。